========================================================================= Internet Information Server(Service) アクセスログ解析ツール WebLog Ver.1.9.8 (スタンダード形式=Microsoft IISログ形式対応版) Copyright(C) 2008.12.08 なっちゃん ========================================================================== 【このソフトについて】 このソフトは、WindowsNT4.0 Serverに付属のInternet Information Server および、Windows2000(Pro / Server)以降のInternet Information Service (以下 IIS)のアクセスログを解析するためのツールです。 IIS のバージョンは 2.0(WindowsNT)〜6.0(Windows Server 2003) がありますが、 いづれもMicrosoft IISログファイル形式(IIS3以前はスタンダード型式)のログに のみ対応しています。他の型式ではご利用できませんのでご注意下さい。 ※NCSA形式のログ対応版としてWebLog-N.exeを用意しました。 ※WindowsNT4.0 Workstationに付属のPeer Web Services(以下 PWS)でも可。 ※Personal Web Server4.0 (9x,NT Workstation用)はNCSA形式版で可。 Ver.1.9.0よりシェアウェアになりました。 【このソフトの使い道】 ・訪問者がホームページ内をどう渡り歩いたかを知る。 ・ホームページのどのコンテンツが人気があるか(何が人気が無いか)を知る。 ・一日の内で、どの時間帯にアクセスが集中するかを知る。 ・一週間の内で、何曜日にアクセスが集中するかを知る。 ・月毎のアクセス件数の変遷。 ・アクセスの多い訪問者のIPアドレスを知る。 ・アクセスエラー(リンクエラーや不正アクセス)を知る。 ・LAN内(プライベートアドレス)のアクセスと外部のアクセスを分けて調査する。 ・集計対象のIPアドレスやURLにワイルドカード(*,?)や否定(Not)を使用できる ので特定範囲のアドレス、特定範囲のURLを抽出して集計をとることが可能。 ・集計結果をCSV(テキスト)形式で出力でき、Excel等の表計算ソフトで利用可。 【このソフトの対象ユーザ】 特に規定があるわけではありませんが、1日に何万件とアクセスがあるようなビック なWebサーバーのログ解析には不向きかもしれません。中小企業のWeb管理者やSOHOで 個人のWebサーバーを構築している方などを想定しています。 アクセス件数に比例してログのサイズも増加します。ログ解析の時間もそれなりに掛 かりますのでご了承ください。 【インストールに必要な環境】 Windows9x、WindowsMe、WindowsNT4.0(SP3以降)、Windows2000(Professional/Server) WindowsXP(Home/Professional)、Windows Server 2003 が動作する環境。 20MB以上のハードディスクの空き容量。 デスクトップ領域 800×600以上、16ビットカラー以上を推奨(256色も可)。 【動作確認環境】 Webサーバーマシン NEC PC-9821RsU26 (PentiumU266MHz:メモリ192MB) ・WindowsNT4.0 Server(SP5) + IIS 3.0 + Internet Explorer 5.0 SOTEC MicroPC Station 333(Celeron333MHz:メモリ96MB) ・WindowsNT4.0 orkstation(SP5) + PWS 3.0 + Internet Explorer 5.0 ・Windows2000 Professional + IIS 5.0 + Internet Explorer 5.0 ・Windows2000 Server + IIS 5.0 + Internet Explorer 5.0 ・Windows Server 2003 + IIS 6.0 + Internet Explorer 6.0 WebLog動作マシン NEC PC-9821V20(Pentium200MHz:メモリ40MB) ・Windows95(SP1) + Internet Explorer 5.0 ・WindowsNT4.0 Workstation(SP5) + Internet Explorer 5.0 SOTEC MicroPC Station 333(Celeron333MHz:メモリ96MB) ・Windows98(SP1) ・WindowsNT4.0 Workstation(SP5) + Internet Explorer 5.0 ・Windows2000 Professional + Internet Explorer 5.0 ・Windows2000 Server + Internet Explorer 5.0 ・Windows Server 2003 + Internet Explorer 6.0 【開発環境】 Microsoft Visual Basic 6.0 (Enterprise版:SP3) 【インストール方法】 ダウンロードしたファイルを同一フォルダ内に解凍し、Setup.exeを実行すると自 動的にインストーラが起動します。 ※下部の【使用上の注意】をお読み下さい。 【アップデート方法】 既に通常のインストールを済ませてあれば、最新のWebLog.exeを上書きコピーする だけです。サブセット版をダウンロードして下さい。 (注)アンインストールをせず、通常のインストールすると2重に登録されます 【アンインストール方法】 コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」からWebLogを選択し、 「追加と削除」ボタンをクリックしてください。 なお、レジストリに、関連情報が残りますので、気になる方はregedit.exeなどで 「HKEY_CURRENT_USER\SoftWare\VB and VBA Program Settings\WebLog」を削除し てください。(注:誤って他を削除しても責任は取れませんのでご注意ください。) 【使用方法】 詳細な使用方法はヘルプの「操作ガイド」(WebLog.PDF)をご覧ください。 (※ PDFファイルを見るにはAdobe Acrobat Reader3.0以上が必要です。4.0推奨) ここでは、インストール後最初の起動時の説明だけします。 1.Logデータ読み込み アプリケーションを起動するとInternet Information Serverが出力したスタン ダード形式のLogファイルを選択するためのウィンドウが開きます。初期フォル ダはWebLog.exeがインストールされたフォルダになっていますので、正しい場所 まで移動して、そこにある in・・・・・・.log を開いてください。 ※複数ファイル選択可。(ログ内容が結合されます。) 2.Logデータの表示 最初に開かれるログは全アドレスが対象です。他にプライベート・グローバル・ 指定・アクセスエラーなどがあり、それらはMDI(マルチドキュメントインターフ ェース)表示で、同時参照できます。 3.ログの内容 Internet Information Serverが出力するスタンダード形式のログは以下の14項 目があります。初期画面では@BILのみが表示されています。 ※なお、B接続日時はIISが出力する接続年月日と接続時刻の2つを私の方で 一つにまとめたものです。 @クライアントIPアドレス:サーバーにアクセスしたクライアントのIPアドレス Aユーザ名 :サーバーにアクセスした場合のログインユーザ名 (通常は匿名なので空白) B接続日時 :アクセスのあった日付と時刻 Cサービスタイプ :要求を受けたサービスがWWWかFTPかを示す Dサーバコンピュータ名 :Webサービスを実行しているコンピュータ名 EサーバIPアドレス :DのコンピュータのIPアドレス F作業時間(ミリ秒) :処理に掛かった時間をミリ秒で表示 G受信バイト :サーバーがクライアントから受信したデータ量 H送信バイト :サーバーがクライアントへ送信したデータ量 Iサービス状態 :サーバーがクライアントからの要求にどう応えたかを 3桁コードで表示(これが一般には知られていないので 概略を一緒に表示。詳細は「操作ガイド」参照) Jシステム状態 :NT(OS)の応答(0が正常、それ以外が何らかの異常を表す。 「アクセスエラー」のログは、この値が0以外を抽出) K操作内容 :クライアントが行った操作 GET=取得,HEAD=取得(確認のみ),POST=投稿 PUT=作成,DELETE=削除 L対象URL :クライアントが要求したURL Mパラメータ :クライアントが要求したURL以外の内容(引数) 4.集計タイプ 各ログには4タイプ(URL別・時間帯別・2種のクロス集計)の集計が行えます。 またそれぞれに細かな絞り込みも行うことができるようになっています。 5.出力 WebLogは印刷機能が貧弱です(^^; 画面のハードコピーしかできません。 Ver1.6よりCSV出力機能が追加されました。 【使用上の注意】 本アプリケーションは趣味で作ったものです。Webサーバーはハングアップなどが許 されない使命?があります。従いまして、大事なサーバーをダウンさせないためにも、 サーバー機以外のマシンにインストールし、サーバーのログを共有できるようにして から参照してください。WebLogはログファイルに一切書き込みはしません。読取専用 (Read Only)で読み込んだログファイルはMicrosoftAccess97型式のファイルにしてから 集計処理などを行っています。 【著作権・使用/配布条件・無保証・免責・サポート等】 WebLog(以下、本ソフトウェア)の著作権はなっちゃんにあります。 シェアウェアとして提供しますので、別紙「WebLog 使用許諾契約書」 (license.txt)に同意する場合に限り使用することができます。 転載、再配布はオリジナルのままで行ってください。 転載、雑誌掲載などは予め連絡をしてください。 本ソフトウェアは、無保証です。 本ソフトウェアを用いた結果による損害、免失利益などについては著作者に責任 はないものとします。使用者自身の責任でお使い下さい。 ※著作者は、誤動作が起きないように注意して本ソフトウェアのメンテナンスを 行なっていますが、予期しない問題が起きる可能性は常にあります。 本ソフトウェアのサポート方法は、現在は次のようになっています。 ・感想やバグ報告などは、Webページに設置したサポート用ゲストブック、または メールで受け付けています。 ・ホームページURL: http://iisweblog.client.jp/ ・メールアドレス: k_natchan@yahoo.co.jp 【謝辞】 操作ガイドの付録として「サーバーステータスの解説」をToRA.氏の好意により収 録することが出来ました。ここに謹んで御礼申し上げます。 ToRA.氏 URL:http://www.mars.dti.ne.jp/~torao/program/index.html //////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 【改定履歴】 Ver.1.4 以前 1997.09〜1999.08 ・趣味で自分のHPへのアクセス状況を調べるために作成。 ・勤務先でも利用され、そのための機能拡張をボチボチ行う。 Ver.1.4.x 1999.09.20 ・公開用フリーソフトとしての体裁を整える。 Ver.1.5.x 1999.10.15 ・WebLog Convertによる出力ログ読み込みに対応。 ・パラメータ情報の複数カンマがエラーを引き起こすバグを修正。 ・先頭行のデータを無視していたバグを修正。 ・ログ形式チェックの強化。 Ver.1.5.26 2000.02.19 ・IIS4のconvlog.exeによる変換出力ログの読込に対応。 Ver.1.6.8 2000.04.22 ・CSV出力機能。Windows2000Professional/Server動作チェック。 Ver.1.6.9 2001.03.20 ・URL集計で「ホームページ」を指定した場合、対象外のアクセス分まで 集計してしまうバグを修正。 Ver.1.7.0 2001.03.26 ・集計オプションでデフォルトドキュメントを2つ指定した場合、2つ目が 抽出されないバグを修正。 Ver.1.7.1 2001.06.27 ・ログファイル名を起動時のパラメータに指定してログを自動オープン可。 例)Weblog.exe C:\winnt\system32\logfiles\w3svc1\in010613.log (ログファイルをWebLogアイコンにドラッグ&ドロップしてオープン可) ・集計オプションのホームページ集計対象のhtm,html固定を解除。 Ver.1.7.2 2004.05.16 ・クロス集計1に曜日別集計を追加。 ・対象URLに256バイト以上のデータを強制的に削除。 (もともと255文字までしか保存できない) ・正常アクセスのみ集計対象とするオプション追加。 ・Windows Server 2003動作確認済。 Ver.1.7.3 2004.05.18 ・logファイルの読込みダイアログのファイル拡張子をIIS4形式(*.log*)で 標準に変更。 ・カウント数表記に3桁毎のカンマを表示。 ・MDBファイルの複数読込でエラーが発生するバグを修正。 ・「正常アクセス分のみ対象」を選択時、総アクセス数を正しくカウント しないバグを修正。 Ver.1.7.4 2004.05.19 ・抽出件数0の時、件数を正しく表示しないバグ修正。 ・クロス集計1の「日別集計」で異なる月の同一日を合計していたのを 年月日別集計に改めた。従来の日別集計は「同一日集計」として残した。 Ver.1.8.0 2004.05.22 ・画像ファイル等のアクセス数に直接関係無いログを読み込まない機能。 ・ログ表示画面にも対象URLを指定可能。 ・「URL集計」をアクセス数の多い順にソート。 ・集計用DataGridのフォントサイズを11から10に縮小。 ・CSV出力時、ESCキーで中止機能。 ・初期集計対象を「デフォルトドキュメント」から「ホームページ」に変更。 Ver.1.8.1 2004.08.16 ・集計対象URLで前回選択内容を保持するように修正。 ・ログ集計オプションの「ホームページ集計対象」の拡張子にaspx,php*を 追加。 Ver.1.8.2 2005.01.04 ・log読み取り時のエラー対応強化。 ・ホームページの移転に伴いURL等のアドレスを修正。 Ver.1.9.0 2005.03.03 ・シェアウェア化に伴う各種設定。 Ver.1.9.5 2005.03.12 ・ログデータの期間指定(日付と曜日)に対応。 ・時間帯集計の平均値を実データ日数で求める方式に修正。 Ver.1.9.6 2005.06.05 ・曜日&時間帯別集計で全URLを指定すると 「実行時エラー'3131':FROM句の構文エラーです」が発生するバグ を修正。 Ver.1.9.7 2006.04.12 ・メインフォームで選択した対象URLを集計フォームに引き継ぐように修正。 Ver.1.9.8 2008.12.08 ・些細なバグ修正。